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□君の隣に
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「…財、前?」
その瞬間、財前がキスしようとしてきた。
「ちょ、財前!!止めろ!!」
両手で財前の顔を押しのけた。しかし、
「邪魔」
財前にそう言われて両手を押さえつけられた。財前は片手なのに解こうとしても財前にはかなわなかい。
「謙也君…おとなしくしててや。じゃなきゃ痛いのは謙也君やで?」またキスしようとしてくる財前。
「嫌や!!財前、止めろ!!」
「なんで?千歳先輩は部長が好きなんやで?謙也君のことは見てないんやで?」
「!!…」
一番言われたくない真実を言われた。
「そう…かも知れんけど…」
やば、涙でてきた。
「なら、俺が千歳先輩のこと忘れさせてあげますわ」
財前が首筋にキスしようとしてきた。
「っ…嫌!止め…ざぃ…ぜん!」
泣いているせいで上手く喋れない。
「…はっ、謙也君…そそられるわ」