小説

□Marsh marigold
1ページ/4ページ

深い霧に包まれた東ロンフォール。
辺りは人通りも少なく、見かけたとしてもせいぜい数人だ。

そんな中、俺は一人で狩りをしていた事に後悔した。
オークとの戦闘が終わり傷を癒していると、
突然後ろから突き飛ばされ、
何が起きたのかと思い慌てて振り向くと、
そこには口元をにやつかせたヒュームと
エルヴァーンの二人組が立っていた。

俺は何か嫌な予感がし、逃げだそうとした。
しかしヒュームの男が素早くパライズの魔法を発動させ動きを封じる。

動けなくなった俺を見て、
もう一人の男が押し倒し叫ばないようにと唇を塞ぎ、
装備していた服も引き裂かれた。


「ぅっ…は‥っ、ぁ…ッ!」


必死に抵抗しようとおもって
体に力を入れてみるが全く歯が立たなくて、
奴等の好きにされるしかなかった。


(ごめん、クライツ…ッ)
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ