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□悪漢対博徒
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「ちょっと待てっ……アカギ!」


ただいまアカギがカイジを押し倒して情事の始まり。

いつもは流されに流されて抵抗することのないカイジが、珍しく上にいるアカギを押し返します。


「…なに?カイジさん」


その手さえ押さえ込もうとするアカギに必死で抵抗をし、なんとか二人とも体制を直すことに成功しました。

そしてカイジは、今日こそ言おうと思っていたことがありました。


「…き、今日は俺が上やりたい…」


少し気まずそうに言うカイジ。
それを見てアカギは気付かれないように、にやりと笑いました。


「俺も上が良いからギャンブルで決めようよ」


断固拒否だと思っていたカイジは驚いてアカギを見つめます。


「本当か!?」


「うん」



アカギの返答にすっかり舞い上がり、特になにも考えることなく麻雀の卓と牌を用意する。


ギャンブルの種目は十七歩。
簡単に説明したあと早速勝負開始です。





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