『美香、朝だよ〜』
『ん゙〜…
まだ大丈夫だよ………』
『
根拠は!?』
『
なんとなく! zzZ...』
『萩ュ調するとこだけ強調して寝やがった!!』
昨日青学遠いって話したよね!?
『あぁ〜もう!取り敢えず制服は自力で着て!!』
昨日のダンボールから長袖ver.の制服を出して、美香に投げる。
『むぅ…』
寝ぼけながらも着替えようとしだしたのを確認して、あたしは弁当を取りに行った。
『…お、ちゃんと着替えてるじゃん』
ちょっと関心しながらもう予め作ってあった弁当と、美香の鞄を持つ。
弁当とは別に、スティックパンを美香の鞄に入れた。
(昨日コンビニに買いに行ってよかったよ…!)
『さ、行くよ!』
『………………おー』
いまいち覚醒していないが、取り敢えず目は覚めたみたいなので駅まで引きずっていった。
『おぉ…目の前に青春学園が…って、
いつの間に!?』
『やっと起きた?』
『あ、おはよー葉樹』
『うん、おはよー じゃないわボケぇ!』
『(ワオ、早朝から
一人突っ込み!)』
『あれほど朝はちゃんと起きろって言ったのに…』
『僕には無理なんだよ☆』
『威張って言うな。そして"☆"がウザい』
『迫t樹、朝から毒舌反対!!』
後ろで叫んでる美香を無視して、職員室へ向かった。
(アンニャロー…)
(人の苦労も知らないで…)
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