〜青春徒然物語〜

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今はLTの時間…。

嵐山先生の話が終われば氷帝に行ける!
愛しのミソっ子に会えるよ!

早く行きたいなー!


嵐山「じゃ、今日はこれで終るか!職員会議で部活もないから、おまえら素早く帰るんだぞー」


…え?今日部活ないの?ないのに氷帝行かされるの?
それは損じゃあないか!!

……明日じゃ駄目かな



そんな事を思っていると、教室から出て行こうとした嵐山先生が、ふと僕に声をかけた。


嵐山「山本、ひとつ伝えたい事があるんだが」

『なーに?あらしっち!』

嵐山「おまえは氷帝学園に行くのを忘れないように、だそうだ!」


ぎっくー!!


『……手塚くんから?』

嵐山「その通りだ」

『はーい、ちゃんと行きま〜す!』


ッチ、あの野郎全てお見通しかよ
恐るべし青学テニス部部長…


嵐山「ああ、それと…」


先生、ひとつだけって言ったのに!


嵐山「さっき俺が3-2の前を通りかかった時、須藤はチャイムがなったら即座に帰るとか言ったぞ」

『ありがと先生っ!』


葉樹…逃げるつもりか、オマエ!









===3-2教室===

『じゃ、あたしは帰るんで』

大「………えっ?」

『葉樹〜っ!』


3−2の扉をガラリと勢いよく開けて、葉樹を探す。


『粕香!?』


あ、居た。かなり驚いてるし!


『氷帝行くよっ!』

『イ・ヤっ!』


葉樹…なんで嫌なんだよぉっ!
(↑さっきまでサボろうとしてた人)


大「葉樹…悪いけど行ってきてくれないかい?」

『…秀くんが言うのなら』


泊蜷ホが言ったら行くのかよ!
何コレ、差別!?


大「ありがとう、助かるよ」

『そんな……今日青学テニス部は部活ないらしいしそんな中なんで就任してすぐのマネージャーが働かなくちゃいけないの、とか氷帝行くのは至極面倒だな、とか思うけど秀くんの為なら喜んで

大「じゃあこれが資料だから。頼んだよ!」

『………なんで秀くんが資料持ってるの?』


てっきり手塚くんが持っているのかと…


大「あぁ、手塚が「俺の所に取りに来させると、来ずに帰りそうだからな」って言ってたよ」

『…美香』

『なに、葉樹』

『どうしよう、あたし手塚部長が怖いよ…!』


うん、なんで考える事お見通しなんだろう。




大「…あ、これ氷帝までの道のりの地図だから!今日は戻ってこなくていいからね」

『了解です!』

大「じゃあ、気をつけて行って来てね」

『『は〜い!』』

















(さあ、氷帝にいくまでに)
(ナルシスト回避法を考えねば!)



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