書架
□ 任務
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今日、神田とリナリーが一緒に任務に行くことを知った。
「じゃあ行ってくるね。」
「いってらっしゃい。リナリー。」
その言葉が何故か心にチクチク刺さった。そういえば、神田とリナリーは幼馴染だったっけ。やっぱりリナリーは神田が・・・
「好きなんだろうか。」
「え?」
しまった・・・つい口に出して言ってしまった。
「?・・・何か言ったアレン君?」
「あ、いえ何も・・・頑張って行ってきて下さい。」
「そう?それじゃ行ってくるわね!」
そのときのリナリーの笑顔を見たら・・・僕はこれ以上リナリーを見ていることができなかった。
「先に行ってるぞ。」
「うん。わかった。」
見ていると、神田とリナリーはやっぱり息が合っている。そう思うと胸が締め付けられる。いっそ聞いてみようか。
「あの・・・リナリーって神田が好きなんですか?」
「え!?」
リナリーは顔を真っ赤にしてしまっった。
「な・・・なんか今日のアレン君変だよ?」
「話をそらさないで答えて下さい!」
「・・・・・・・・・・・・・。」
リナリーは黙ってしまった。言い過ぎたとは思った。でも、真実を知りたい。
「神田とは小さい頃から兄妹みたいに過ごしてきたの。でも、神田にとっては要らないモノ。分かってるの。」
分かってるという言葉とは裏腹に彼女の目は苦しいという感情を隠しきれてはいなかった
「リナリー・・・」
リナリーの笑顔から涙がこぼれ落ちた。
もういてもたってもいられなくなって僕はリナリーを抱きしめた。
「辛いなら、いつでも僕を頼って下さい、リナリー。」
リナリーは何も答えなかったが、もうその涙は止まっていた。
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掘り出し物発見〜ってな訳で過去の駄作を載っけてみました。
今もそうなんだけど昔の私の文章力の無さは嘆かわしい限りです。
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