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□犠牲と救済
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夜中、ふと目が覚めた。

「さむ・・・」

また眠りにつこうと思ってみたものの、寒くてなかなか眠れない。
こんなときにはいっそ起きて何かしていようと食堂に向かった。

(そういえばここ・・・)

僕と神田が初めて喧嘩したところだっけ。
いつからだろう、あのひとが僕の‘特別’になったのは・・・

僕が入団したての頃、最初の任務のときのこと、貴方は覚えていますか?

「死ぬのが嫌なら出てけよ。」

貴方はあのファインダーを怖気付かせてこの戦いから逃がそうとしたんじゃないんですか?
あの人だけじゃない、他の人にも、この戦場で傷付かないように、守ろうとしたんじゃないんですか?

あのとき、貴方の目は、とても哀しい目をしていた。
だから僕は、いたたまれなくなって、止めようとした。
貴方がこれ以上、自分自身を傷付けないように。

「犠牲かあるから救いがあんだよ。」

いつか貴方は言っていたっけ。
貴方は皆を守るために、ずっと自分自身を犠牲にし続けていたんですね。


「俺はお前を見殺しにするぜ。」

あれは、僕を怖気付かせたかったから言った言葉ですか?
だけど、僕は逃げませんよ。
貴方はきっと今も『あの人』のことを想っているのでしょう。
貴方はこれからも戦い続けるのでしょうね。

だけどもう独りにならないでほしい、僕も一緒に傷を負いたいから。

自分自身を傷付けるのはやめて信じてほしい。

貴方の強いところも、弱いところも知りたい。大事に、大切にしたい。


(急にこんなこと思い出すなんて。)

彼は微笑していた。愛しさより悪戯の前の微笑を

(そういえば神田は自室だっけな。)

(夜襲っていうんですかね、こういうの。)


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掘り出し物第二弾!!

・・・なんですけどやっぱ文章力ないっつーか(それどころのレベルじゃねぇだろが

我がサイト的には糖度が70%ほど高くて(それは高すぎ)

うえっぷ(吐

ってかこれ掘り出し物じゃないですよね。

今度から掘ったら出てきたものって言います(まだあんのかよ

掲示板にて御意見お待ちしております。

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