D.Gray-man小説置場

□好きだけどまだ伝えない
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「アレン、愛してるさ。」


そう呟いた言葉は夜の空に消えてゆき、虚しさだけが心に残る。

どうしようもないくらい好きで、好きで、愛している。

でも言えない…
そんなもどかしさに苛立つ自分は弱い人間だ。
一回ですむだろう?
「それじゃ駄目なんさ…」


想いだけ伝えて、返事が駄目だったら…

アレンはアレンの親父さんが好きだから…
俺はその人には敵わない。
分かっている。

分かっているからこそ、伝えたいのかもしれない。



「あ、ラビ!こんなところにいたんですね。」


よくよく考えれば俺、アレンの事しか考えてねぇさ…


「もう、色々と探し回りましたよ〜…もうお腹ペコペコですっ!食堂行きましょう食堂!!」

「ほんっと…」
俺って、アレンが好きさぁ〜。

「?」


「アレンは食いしん坊さぁ〜!」
「むっ!食いしん坊でいいですよー!!」


君をどんどん好きになっていく。




告白はまだまだ先に取っておこう。

「食堂いくさ〜」
「はいっ!」
《END》

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