シリーズ

□がくぽが家にやってきた
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「マスター」
「ん?どーかした、がくぽ?」




うちのボーかロイドは、人気のミクやカイトやレンリンではなく、がくぽだ。
というのも、私がボカロを知ったのが遅かったからだ。



「何でマスターは俺を買おうと思ったんですか?」



良く聞くのはカイトやレンばかり
でも、実際買ったのは《がくぽ》なんだ。



「マスターは…カイトやレンが好きなんですよね?」



確かに二人はむちゃくちゃ好きだ。
だけどそれはキャラとしてだったりする




「キャラとしてね」



カイトの『マスターあいすぅ』に、レンのショタ、ツンデレ、マセ、イケとの幅
広は腐女子として最高!



「では…」



でも、がくぽは違う





「でも

それでも、私が選んだのはがくぽ、君だよ」




ただ




「私は後悔なんかしてない。
私のパートナーはがくぽなんだ。」



ただ





「他のボカロと比べないでよ。」





純粋に《声》が気に入ったなんて、恥ずかしくて口には出せない。

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