小説部屋
□SHUFFLE-Savior in the dark-
第一夜・夢×絵本×黄金
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―楓が目覚める1時間前の一室にて…
???「稟様、朝でございますよ。」
執事服を着た初老の男性が稟を起こしていた
稟「…………………………………………………………………………………………………………zzz」
返事がない…ただの寝呆助のようだ
???「はぁ………」
???はいつもの事ながら呆れていた
稟「…ん、朝か?」
???「おはようございます、稟様」
???はさっきの態度を微塵も感じさせない様子で挨拶した
稟「…おはよう、ゴンザ」
ようやく返事をした稟にゴンザは一つの箱を渡す
その稟は手のひらを瞼、指を額に当てながら眠気を飛ばしている
箱を差し出されている事にようやく気付いた稟は受け取り早速開ける
中には趣味の悪い髑髏の指輪が一つ入っていた
その指輪を填めると髑髏が喋り始めた
???『…ん、朝か?』
稟「………」
稟は何も言わず顔をしかめた
ゴンザ「おはようございますザルバ様。
フフフ…寝起きの第一声が稟様と全く同じですよ」
ザルバ『なるほど、だからコイツの機嫌が悪いのか』
稟「………着替えるか」
稟はまだ起きたばかり
つまり寝間着のままである