小説部屋
□SHUFFLE-Savior in the dark-
第一夜・夢×絵本×黄金
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人は善し悪し関係無く夢を見る――
そして私はよく2種類の夢を見る――
一つは忘れもしない8年前の事故―
母の死を境に生きる希望を失った私は、
病院のベッドで点滴によってかろうじて生きていた…
ある時…
りん(小)「僕が……殺したんだ………」
りん(小)「…寂しかったから帰って来てって……僕がお母さん達を呼んだんだ!」
ボロボロになった私に告げる…たった二言の事実…
彼を…あいつを許せなかった
気づいたら私はあいつの首を絞めていた
そして私はあいつに復讐を始めた
そして雨の日に変わり…
かえで(小)「稟なんか…稟なんか死んじゃえ!!!」
これは悪夢…思い出したくない過去の切れ端――
そしてもう一つは…私がホントに小さな頃の事――
人と同じ大きさの異形…
言うならば悪魔と言っても差し支えの無い何かに襲われた時―
黄金の獅子を模した鎧を着た騎士が助けてくれたという夢――
誰かが助けてくれる―
それはきっと良い夢なのだろう――
楓「…んぅ………」
いつも私のここで夢は途切れる…
現実に戻されると時計は6時を示していた
楓「んぅ〜〜〜……朝ごはんとお弁当作りましょう♪」
いつものように用意を始める楓…
機嫌が良いのは見た夢が後者だからみたいだ