死神探偵

□第六件
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「うわっ、ガラスが落ちているじゃん!」

麗一は落ちているガラスを避けながら、
廊下を歩いていた。

「本当にあんな約束なんてしていいの?
ゼロ」

「仕方ないだろう、俺様がアイツに
負けるなんて、絶対嫌だからな」

「だからってなぁ・・・」

なぜ、彼らがこんな話をしているかというと
言うと、それは数時間程前に遡る・・・。


 ―数時間前

「俺と俺達の事務所を貰うだと・・・」

白牙の言葉に驚きを隠せず、声を出す麗一。
それに対し、ゼロは



「ッハハ・・・」

「ゼロ?」

ゼロの様子に麗一はそっと、彼の顔を
覗き込もうとした瞬間



「ハハハハハハハハハハハハ!!」

「!!」

 ―コイツ、気でもおかしくなったのか!?

麗一が思うようにゼロは気が
おかしくなったように笑い出したのだ。

「ハハハハハハハハハハハハハハハ」

「ゼロ、大丈夫か!?」

 ―白牙さんと同じキャラだ・・・。
 ―死神って、皆こんな感じなのか・・・。

麗一と純はゼロの様子を見て、
そう思っていると、

「ハハハ・・・フッ」

ゼロは笑うのやめ、ニヤリと笑った。
先ほどの笑い声をあげる程の笑いではなく、
背筋が凍るような邪悪な笑みだった。
そして、彼は

「いいじゃねぇか、その勝負」

「ハァッ!?」

「受けて立とうじゃねえか」



こういった出来事により、
ゼロと麗一は学園を調べる事になった。
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