D.book
□夏の一時A
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――チリーン
―――チリーン
風が吹くと共に風鈴がなる。
『綺麗な音…』
「そうさね。」
2人でイスに座り寛ぐ。
風鈴の音を聞きながら。
『ずっと、こうしていたい…』
「俺は嫌さ」
『どうして?』
「だって、ずっとこのままだとオマエと一緒にデート出来ないさ。」
『ラビ///』
予想外の言葉に顔が赤くなる。
『でも私はラビといられるならどこでもいいよ。』
「本当さ?」
『本当だよ。』
「嬉しいさー!!」
――チリーン
風が吹き風鈴がなる。
そして、2人は甘い甘い口付けを交わす。
風鈴
(綺麗な音と甘いひと時…)