短編集 その2
□ふきげん
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リ「早く許可だしたほうがいいよ」
ゼ「い、いや、だがな・・・」
リ「・・・別にいいんだけどね」
ゼ「リ、リオ!?」
リ「さて、と」
ゼ「ちょっと待て。わかった、許可しよう」
リ「ほんと?ありがと、父上」
ゼ「(いったい誰に似たんだ)」
リ「なに?」
ゼ「何でもない。さ、腕をだすんだ」
リ「たっだいま〜」
シ「お帰りなさ〜い」
メ「早かった、ね」
リ「そ?手間取ったと思ったけど」
メ「・・・・(何も、言うまい)」
リ「さ、行こうか」
シ「うん!でも僕許可印もらってないよ」
リ「大丈夫だよ。一番強いのもらってきたから」
メ「(それじゃないとヤバいってことじゃないの?)」
リ「なに?」
メ「いや、何も。行くなら早く行こうよ」