過去と未来の境界線
□冬弥兄の本性明らかに。
3ページ/3ページ
できた…ついにできた!!
俺と恵汰さん用の サラダと
冬弥兄の おかゆ
おかずはサラダだけだけど
これが 精一杯だった俺←
だって恵汰さんが 一緒に作ろうって言ってきたのに
恵汰さん 寝ちゃうんだもん。
自力で頑張った。
とりあえず、冬弥兄に
おかゆを…。
『冬弥兄、おかゆーっ』
「……さんきゅ」
なんか だるそう。
辛そう。ぐったりしてるし。
『熱計った?;大丈--…』
「恵汰…キスしたら 食べる」
………
ぇええぇっ!!?
キキキキキ、キスッッ!!!!??
いくらなんでも兄弟だし…
…ん?でも今、恵汰って言ったよ、ね。
「早くしろ…食べてやらねぇぞ?」
『わ、冬弥兄!!離し、俺は…ギャー--!!!』
足を掴むなーっ!!
担任と、かぶってるし!
と、その時
タイミングよく、恵汰さんが入ってきた
セーフ…
「冬弥、何してるの?早くおかゆ…」
「恵汰?あれ……Σあ!?翔!!!?」
今更だよ冬弥兄。
てゆか…
「……ばれた…か?」
『うん。普通にキスして、とか言わないし』
「いや、決して俺は下じゃないからな」
『…何が言いたいの;』
決してって…
父親は 下だったんだけどなー。
まぁ 冬弥兄は知らないか。
『……恵汰さん、馬鹿兄をよろしくお願いします』
「馬鹿は余計だ」
堤…、
俺の兄は 最低だ。
堤のお兄さんと…
「…というわけだ翔。部屋から出てけ」
『………』
「ここまできたら何でだか わかるよな?」
「え、でも冬弥、風邪引いて…」
「うつされても、嫌じゃないだろ」
うわー…い。
話についていけない。
やっぱりデキてるんだ。
.