過去と未来の境界線


□冬弥兄の本性明らかに。
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できた…ついにできた!!
俺と恵汰さん用の サラダと
冬弥兄の おかゆ

おかずはサラダだけだけど
これが 精一杯だった俺←
だって恵汰さんが 一緒に作ろうって言ってきたのに
恵汰さん 寝ちゃうんだもん。
自力で頑張った。

とりあえず、冬弥兄に
おかゆを…。

『冬弥兄、おかゆーっ』

「……さんきゅ」


なんか だるそう。
辛そう。ぐったりしてるし。

『熱計った?;大丈--…』

「恵汰…キスしたら 食べる」


………

ぇええぇっ!!?

キキキキキ、キスッッ!!!!??
いくらなんでも兄弟だし…

…ん?でも今、恵汰って言ったよ、ね。


「早くしろ…食べてやらねぇぞ?」

『わ、冬弥兄!!離し、俺は…ギャー--!!!』


足を掴むなーっ!!
担任と、かぶってるし!


と、その時
タイミングよく、恵汰さんが入ってきた

セーフ…


「冬弥、何してるの?早くおかゆ…」

「恵汰?あれ……Σあ!?翔!!!?」


今更だよ冬弥兄。
てゆか…


「……ばれた…か?」

『うん。普通にキスして、とか言わないし』

「いや、決して俺は下じゃないからな」

『…何が言いたいの;』


決してって…
父親は 下だったんだけどなー。
まぁ 冬弥兄は知らないか。


『……恵汰さん、馬鹿兄をよろしくお願いします』

「馬鹿は余計だ」



堤…、
俺の兄は 最低だ。
堤のお兄さんと…


「…というわけだ翔。部屋から出てけ」

『………』

「ここまできたら何でだか わかるよな?」

「え、でも冬弥、風邪引いて…」

「うつされても、嫌じゃないだろ」



うわー…い。
話についていけない。
やっぱりデキてるんだ。


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