視線の先の君へ
□2≫夢*恋物語
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『はあ…』
「えーっ、新志!!ため息してどうしたのっ?」
『翔汰には関係ない』
「む…元気出してよー;」
あれから1週間が経った。
以来、全然会っていないし、カラオケ店にも行ってない。
せっかく見つけたから、また会いたいって ゆうのもあるんだけど……
でも…
『いきなりキスされちゃったらなあー…』
行くに行きづらいから…って…
やば、今声に出しちゃったかも!?
「え!?新志キスしたのっ?」
『……。翔汰には関係ないから!!』
「彼女いたっけぇ?」
「いない…」
「わーっ♪もてるね新志v」
なんかもう、黙ってくれっ
遼といい翔汰といい…
これだけは絶対言えない。
男とキスしたなんて。
しかもその相手が、生き別れの双子だなんて。
「これで優弥兄のライバルが減ったv」
『ほんと好きなんだな。兄弟愛か!!双子のくせにー』
「悪いぃ〜?双子じゃないとしても…羨ましいでしょ♪妬かないでっ」
『妬いてないから!!』
まったく…勝手に決め付けて…
翔汰絶対 頭の中に 物語あるな。
「新志にも双子がいれば、わかるんじゃない?」
『………』
そっか。翔汰はカラオケ一緒に行ってなかったもんな。
知らないか…
『…いつか双子作ってやるよ』
「あははw今更♪やれるもんならどうぞっ」
……本当にいるっては
まだ言わないでおこ。笑
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