過去と未来の境界線


□冬弥兄の本性明らかに。
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もし冬弥兄が、父親がゲイだったって知ったら どんな反応するだろう----。


*********


『…んぅー…ん……』


あー、もう朝か。今何時ー…

………


ガバッ


『もう8時!!?』


完全遅刻じゃん!!昨日の夜、反省文書いてて 目覚ましセットするの忘れてたし…。

つかなんで 冬弥兄起こしてくれなかったんだ…!!
いつもなら 目覚まし鳴る5分前に 人の部屋勝手に入って起こしに来るのに。


ドダドダ


急いで階段を降り……あれ…
冬弥兄いない。先行ったとか!?

でも 朝ご飯 食べた様子がない。

てか…玄関に 靴あるし!!!!


まさか まだ寝てるとか


ガチャッッ


『冬弥兄起き…て……え!?』


Σ床に倒れてらっしゃるД


『わ…すごい熱…冬弥兄、大丈夫…!?』

「っ、だるい…」

『ベットに寝かせるから…立てる?』



そういえば前にも こんなことあったな…
あの時は 貧血だったけど。

2人暮らし始めてすぐだったから
慌ててたな…焦った。医者呼んだし。


『ふぅ、あー…学校…』


冬弥兄 辛そうだし、今日は休もっかな。
せっかく反省文書いたけど。



**********


ピンポーン ピンポーン



…あれ…誰か来た…

俺 いつの間に寝て…


ピンポピンポピンポピンポーン


『……(イラッ はいはい!!』


まったく。どこのどいつだっ

ガチャッ


「あ、翔くん。こんばんは」

『あ、恵汰さん…』


って、え?こんばんは
つかもう夜!!?暗っ
どんだけ寝てたんだよ俺…


『冬弥兄なら 多分寝てます』

「入ってもいいかな…?」

『どうぞっ、部屋にいますから』


恵汰さんって 本当綺麗な人だな。
あの 堤蒼依の兄なんて…
でも 同じ匂いがする

そうだ。それに
冬弥兄と…もしかしたら
あのあと…

「…くん、翔くん」

『っはい!!…』

「何も食べてないでしょ?夕飯作ってあげようか」

『…ありがとうございます』


俺 料理できないからなぁ…;

なんだかんだで
恵汰さんにも お世話に…って…
任せっきりじゃ駄目じゃん俺!!


『あのっ、俺も手伝います!!』

「本当?ありがとう」

『じゃあ…俺 にんじん切ります』

「じゃあ俺は きゅうり切るよ」


.
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