ふたり

□弐話
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『ホンットどいつもこいつも使えないネ!なんかイライラするアル!』



ガンッ←イライラで八つ当たり


ミシッ

パラパラ…




「オーイオイオイ、学校壊しちゃ行けねーなァチャイナさ〜ん。てゆーかコンクリの壁にヒビ入れるってどんだけ怪力なんでィ」




『ゲッ…サド』



「(ムカッ)…ゲッってなんでィ、ゲッって」





『話し掛けんな。今お前と喋りたくないアル、どっかいけヨ』




「……はぁ…相変わらずつれないねィ。何か悩み事かィ?」




『………テメーには関係ないネ』




「腹が減ったとか?」




『馬鹿が…私それくらいじゃイライラしないアル』



「嘘つけィ。この前お前腹が減ったっていって暴れ出したじゃねーかィ。しかも一限目の授業中」




『ぅっ………それはものすごーーく腹が減ってたからアル!』




「暴れる前早弁してたじゃねーかィ」




『うるせー!!もーどっか行けヨ!てゆーか話し掛けんなっつったろーが!!』




「…恋」




『ハァ!?なにネ急に!』




「恋の悩みだろィ…お前の悩み事」





『なっ…馬鹿言うなアル!私がそんな事で悩む訳ねーだろ!バァーカ!』




まず恋がわからないのに恋の悩みって言われてもわかんないし!


だいたい何でコイツ…




『っ…もう良いだろ!!お前には関係ないって言ってるネ!早くどっか行けってば!!…つか私が行くアル!』




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