ふたり

□六話
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「どーアルか?姉御」




「あらまあ沖田君。可愛くなって」




とりあえずさっきのファンシーな服はまのがれたが…俺はツインテールのヅラと女物の服を着せられた。しかもミニスカ





『何で』




「は?」




『…何で女装?』




でも俺はさっきからそれが気になってしょうがない





「それは……何でだったか忘れたネ」



「それじゃあ私が説明するわ。あのね、こういうのをするとね、オヤジとか下心のあるオスがわんさかやってくるの。だからね、そーいうのを避けるために女子がホスト、男子がキャバ嬢をすることになったの」





『ふーん…そーゆうことですかィ…』



まあ、確かに。そーゆうのがあるかもしれない。でも俺的には…




『お前のミニスカが見たかったがねィ…』




「あ?何?」




『別に』




「まあ沖田く〜ん。なかなか美少女になってんじゃなぁい?ま、私には及ばないけどォ」



「うむ、なかなか良いおなごになっているな。」




『……………何やってんですかィ…先生…と桂』



まあものの見事に様になってらァ…桂に至ってはもう本物の女より女でさァ




「今は先生じゃなくてパー子よん。私も参加するのォ」




「桂じゃない。ヅラ子だ」




パー子とヅラ子?


名前まであんのか?




『てゆーか…』



なんかよく見ると、ストレートロングのマヨネーズ女やら、前髪ちょんまげのゴリラ女やら、地味な割には美少女の地味女や、メガネの芋おさげやら、グラサンマダオ(まるまるダメな女)やら、他にもなんかオカマが散乱している。



『…ここは化け物屋敷?』



マジありえねえ




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