ふたり

□拾話
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文化祭も終わり、落ち着いた毎日の今日この頃。



突然だけど、今まではたいして気にしてなかったアルが、自称私の彼氏はモテる。


何故モテるかはわからないが、モテる。



それ故に、私は何もしていないのに他のクラスの女子達から睨まれる。



その彼氏のせいで私はたまに呼び出される事があるのだが…。


今日がそれだった。





『……何アルか?これ…』



カサッ



『……体育館の裏へ来い。…………これって果たし状アルか?…上等ネ!』




ぐしゃっ




『受けてたつアル!私に喧嘩売ったこと後悔するなヨ!』





売られた喧嘩は買う。


それが私のポリシーだから、なんと言われようが行ってやる。





『まってろよメス豚ども──!!』





タッ







「………ん?…アレ、チャイナ娘じゃねぇか?総悟」




「……そうですねィ。土方死ね」




「お前が死ね総悟。…追いかけねぇのか?」




「お前が死ね土方。…別に追いかけたって、ウザがられるだけでさァ」



「(ムカッ…)いや、お前が死ね総悟。…また女子に呼び出されたんじゃねぇの?たまには助けてやれよ」



「いやいや、土方さんこそ死んでくだせェ。…アイツは強いから助ける必要がねぇでさァ」



「いやいや、お前が死ねって総悟。てゆーかサディステック星に帰れお前。…良いから行け。彼氏なんだろ?」




「…チッ。仕方ねーですねィ。行ってやれば良いんでしょ行けば。…お前がマヨラー星に帰れ土方死ねコノヤロー」



「テメッ!コノヤローはお前だ!(怒)さっさと行け馬鹿!!」




「へぃへぃわかってますよー。さっさとこの世からいなくなれフヌケ土方が」




ダッ←逃げ。




「ムッカー(怒)…チッ。…んっとムカつくなアイツ」






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