c裏ブックc

□ずっとこのままじゃ駄目。
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獄寺とはずっと付き合ってきた。
辛いコトも、楽しいコトも二人で乗り越えて…。

どっか遊びにも行った。
とにかく毎日毎日が楽しかった。






獄寺だけにとっては。








『ずっとこのままじゃ駄目。』




俺は野球がとっても大好き。
野球しかとりえがなかった。

なのに、なんで獄寺と付き合ったんだ?

急に心にキて
抱きしめたくもなって
触れたくもなった
それで気付いたら
付き合ってた。

きっと獄寺を全て俺の物にしたかったんだと思う。

でも考えてみれば、俺は野球一途だったはず。


もっと考えれば、色んなコトを獄寺としてきても、獄寺はとても嬉しそうだったけど、俺はどれもしっくり来なかった。

そんな曖昧でも付き合っていた俺は凄いと思う。

でもやっぱり付き合うのと同時に野球があんまりできなくなった。
獄寺はいつも狡いことして。
部活行く俺を悲しい目で見て来る。
俺は優しいから。
部活休んでヤってやるんだ。
悲しい目をしない様に。

でもそれは獄寺にとって良いことだけど、俺にとっては野球ができなくなるだけだった。




そうだ。

あいつは
















俺から野球を奪った。











そう確信したのは最近であって。

俺も鈍くて気付かなかった。



もう一度、野球一途で皆から野球と言ったら俺だって、言われたい。

獄寺のせいでそれが途切れてしまったんだ!!

……また野球をちゃんとできる様にしたい。






そうだ。

獄寺と別れたらいいのかな?
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