小説
□夏祭り
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五番隊・隊主室
ガラーンッ!
「やぁギン、どうし「惣!今日な夏祭りがあるねんて!せやから一緒に行こ!!」
ボクは惣の言葉を遮って言った。
そうしたら惣はめっちゃキョトンとした顔をしてる。
本間に可愛いな……今すぐヤリたいってそんな事思ってる場合とちゃうわ!!
「なぁ惣、夏祭り行こ?」
「夏祭り?今日あるのかい?」
「せやで!」
「去年は確かしてなかったよね?」
「今年からするねんて」
「そうなんだ」
「なぁボクら付きあってから夏祭りなんて一回も行ってへんやろ?」
「……言われてみればそうだね」
「せやろ?だから行こう…?」
ボクがそう言うと惣は少し考えてるようやった。
1分程して惣が口を開いた。
「良いよ、行こうか」
「本間に!?ヤッター!!」
「ただし!条件があるよ?」
「じょ、条件……なに?;」
「君がずっと溜め込んでいる書類を全部済ませる事だ」
「そんなん無理やわ!!」
「だったら夏祭りは無しだね」
「それは絶対いやや!」
「じゃあどうするんだい?」
「……分かったやるわ!」
「そうか!それは良かった」
「ただボクもやるからには条件出させてもらいますよ?」
「良いよ、なんだい?」
「前にボクがあげた浴衣を着てほしい」
「あの黒地で蝶の柄のやつだよね?」
「そうやで、着てくれるん?」
「良いよ、着てあげる」
「本間!?」
「うん」