小説

□夏祭り
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十分くらい歩いてボク等は夏祭りが行われている場所に着いた。

「やっぱり夏祭りはめっちゃが人居るな」

「そうだね、でもそれが夏祭りらしくて良いじゃないか」

「せやね、惣どの夜店から行きたい?」

ボクは惣に何処から行きたいか問いかけると惣は少し考えてから口を開いた。

「ギン……」

「なに?惣」

「僕が言うこと絶対に笑わないかい?」

「笑わへんよ?」

「本当に?」

「本間やで」

「……ん……たい」

「何て?」

「りんご飴が食べたいっ」

「………………」

「ギン?」

「アハハハハハハハハッッ!!!」

「っ!笑わないって言ったじゃないか!!」

「ハハハッごめん!だったて惣めっちゃ可愛いこと言うねんもん」

あまりにも可愛い惣の言葉に笑わないと約束したけど笑いが込み上げてきた。

惣はボクが笑ったから少し拗ねてしもたけど。
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