小説
□夏祭り
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「惣、本間にごめん!りんご飴食べたいんやろ?買いに行こう?」
「………うん」
ボクはそう言うと惣と手を繋ぎりんご飴を売ってる夜店へと向かった。
「おっちゃん!りんご飴二つな」
『はーいまいどあり!』
「ギンお金……」
「ええよボクが払うから」
「でも……!」
「本間にええって!それに男が女に金払ってもらうなんてかっこわるいやん!せやから此処は甘えとき?」
「………ありがとう」
「どういたしまして♪」
そう言いながらボクは惣にりんご飴を渡し次は何処に行きたいか聞いた。
「なぁ次はどの夜店に行きたい?」
「ギンが行きたい夜店でかまわないよ」
「じゃあ射的したい!」
「分かったよ、行こうか?」
「うん」
そう言うとボク等はりんご飴を食べながら射的をやってる夜店に向かった。