小説
□新しい年は……
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ゴーン…
ゴーン…
遠くで響く除夜の鐘を聞きながら藍染は黒地で牡丹がえがかれた着物を身に纏いある場所に向かうべく部屋を出た。
……
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「っやはり外は寒いな…」
温かい部屋に居た藍染には冬の夜風は少し辛かった。
「藍染隊長?」
名を呼ばれ振り返ると其所には恋次が居た。
「阿散井君…」
「明けましておめでとうございます!着物、着てたんで一瞬、誰だか分かりませんでしたよ!」
「明けましておめでとう、何時もは死覇装だからね」
「でも良く似合ってますよ!」
「ふふ、ありがとう」
「//」
恋次は藍染の笑顔に顔を己の髪のように紅くした。