長き旅

□動と静と
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8月18日…この日より壬生浪士組は《新撰組》の名を拝命。
そして…苛酷な運命が幕を開ける。この事を知る者はまだ一人しかいない…。




【新撰組が誕生しちゃった…。
この後は…芹沢鴨の暗殺…だったけ?これには晋太郎は関わる訳がない…晋太郎が新撰組にいるからって死ぬと決まった訳じゃないし…大丈夫。】

紫蘭は、まだ朝日が上る前から起き出し、これからについて悩んでいた。いくら考えても答えが見えない同道巡りなのだが…


「何時までも考えても仕方ない…。早く起きたし…この間の御礼と今回のお祝いを兼ねて晋太郎と沖田さんにお菓子を持って行って上げよう。」

沖田は晋太郎から話しを聞いた後から、暇があれば紫蘭に逢にきていた。もちろん話しを聞いたことは言わずに…。紫蘭は遊びに来てくれる沖田に、この時代には見ることが余りないようなお菓子をたびたび作っていた。沖田はそれが目当てだったかも知れない(笑)
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