長き旅
□光と夜と
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【人か…？】
男の足元には先程の光の根源と見られる女性が俯せに倒れていた。
【この格好は…異人？】
女性が着ている服は異人が着るそれに近い物だった為に男は、女性を異人と判断した。
【ほっとく訳にも行かないか】
男は女性の肩を掴み仰向けに抱き起こした。
【ん？！日本人？！】
抱き起こした女性の顔立ちは日本人そのものだった。
【なんでこんな格好してるんだ？】
男は眉間に皺を寄せ色々考えを巡らせたが、当の本人が意識を失っているため、考えるのをやめた。
【考えたってしかたねぇか…とにかく連れていくか】
男は女性を背におぶり先を急いだ。