モノガタリ

□一章
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『自分は世渡りが下手な人間だ』



そう自覚するまでに時間は要らなかった。


自分は幼いながらも、回りの自分に対する視線の冷たさに気付いてしまったからだ。



自分が口を開けばたちまち空気が凍ってしまう


かと言って黙っていよう物なら
「つまらないヤツ」
と言われ


ワタシは常に逃げ場を奪われた。






コレが

小学校1年生の時である。
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