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□Believe in you…
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「かっぼちゃ〜♪」
「…おい。」
「おっかし〜♪」
「…おい、英二。」
「それからそれから、景吾の王冠〜♪」
「!!!んなもん、被らねぇぞ!て言うか、何なんだこれは。アーン?」
「え〜景吾、知らないの?おっくれてるぅ。ハロウィンじゃん♪」
「ハロウィンくらい知っている。俺様が言っているのは、こいつらがどうして此処に居るんだってことだ!」
クスクス。眉間に皺を寄せて、苛つき絶頂だよ。跡部ってば。
「まぁ、百歩譲って氷帝レギュラー陣は良いとして…」
跡部の鋭い視線が、僕の前で止まった。
「何でてめえが居るんだよ、不二?それから、真田と手塚まで。後そっちの奴等は、誰だ!」
あ〜あ、イライラしちゃってカッコ悪!英二ってば、こんな奴のどこが良いんだか…。まぁ、仕方ないからとりあえず説明してあげるけどね。
「何でとはご挨拶だね、跡部。僕達は英二に正式に招待された客なんだけど。君達2人がハロウィンパーティするから、是非にって招待状まで、ほら。」
まぁ、これは、僕が英二を丸め込んで作らせたものだけどね。
「それにそっちのは、六角中の佐伯と、立海の丸井じゃない。」
…こいつらは必要ないのに、英二ってば何時の間に呼んだんだか。まぁ、英二が誘って来ない奴はいないよね。
「んなこと聞いてんじゃねぇ!俺様と英二の城に、ずらずら来てんじゃねぇよ!」
まったく心が狭いな、この俺様は。
「…ごめんね、景吾。俺、みんなでパーティしたほうが楽しいかにゃって思って。でも、景吾が嫌なら皆には帰ってもらうよ。景吾の気持ちが一番大事だから。」
何言ってるの?英二!折角苦労して君とのパーティを楽しめると思って色々考えたのに!
「バーカ。英二が楽しいのが一番だ。もう気にすんじゃねーよ。(くしゃ)」
何?!この変わりよう。
英二の一言でコロコロ態度変えちゃって。
て言うか、僕の英二に気安く触らないでよ! やっぱり邪魔だね、あの俺様は…。
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