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□Are you kidding?
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「髪伸ばそうかな」

「うん」

「………」

ルナマリアは横髪を引っ張って自分の前に立つシンをじっと見た。

訓練上がりのシンは眠そうな顔をして自販機から買ったばかりのお茶をゆっくりと飲んでいる。

(爺くさい……)

シンに注意しようと思ったけど今は別の話の最中だ。

「ちゃんと聞いてた?」

「髪伸ばすんでしょ?」

やきもきしてルナマリアは言う。

「そうじゃなくて、それについてシンはなにか意見はないの?」

「ルナが伸ばすって言うんだからそれでいいじゃん」

めんどくさそうに言うシン。
正直とてもめんどくさい。
疲れてるし。
今日は早くベッドに潜り込みたい。

眉をつり上げてルナマリアは声をあらげた。

「よくない!」

「…意味分かんないんだけど」

「どーしてよ!」

頬を膨らませてルナマリアは真っ直ぐシンを見て言った。
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