向日葵の君

□008
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とうとう海堂との試合の時間となってしまった。実は私、海堂が苦手だったりするんです。あのつり上がった鋭い目を向けられたら多分恐怖で心肺停止するんじゃないかと思うほど。





「おい越前!」




しかも海堂お得意の技ってあの最強のポール回しスネイクでしょ。ぐいーん!ばこーん!ずどーん!て来るんでしょ。どーしよめちゃ怖ァァァ!





「………越前?」



『うへーい。な、なんだ桃城先輩か!』

「(うへーい?)次お前の試合だぜ?」

『はっ、もうそんな時間ですか?!』

「海堂がコートでお待ちかねだぜ?」

『………………………行ってきます



「お、おう(声小さっ。てかいきなりテンション下がったな)」



なんだか桃城先輩が可哀想な物を見るような目で見てきているがスルー。もうこうなったら自棄だ!!海堂だろうがマムシだろうが立ち向かって見せるさ!あたしをなめんじゃないよ!




 


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