DREAM

□密室
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「名字准尉ちょっと出かけてくる」

そう言ったのはロイ・マスタング大佐だった

「ちょ…どこ行くんですか大佐!!」

あ゛ーもうッ!!ホークアイ中尉に部屋から出ないよう見張っててって言われたのに!!

「…はぁ…なんで出て行くかなぁ…」

きっと大佐はホークアイ中尉から頼まれていることを知っている。

そもそもなんで私はここにいるの?

ヒューズ中佐ぁ…置いていかないでくださいよ…

て、いうより何気に私東方に馴染んじゃってるし…

まぁ…走ってマスタング大佐を追いかけてるのですが…


大佐ぁぁぁぁぁぁどこですか!?


「あ、ホークアイ中尉!!すみません大佐が部屋から脱走したので捕まえてきます!!」

「ちょっと!名字准尉ッ!何があったの!?」


ホークアイ中尉の声は大佐のことで頭がいっぱいな名前には届いていなかっった

「大佐ぁー。マスタング大佐ぁー どこですかぁ?」

うーん…もう外に行ってるかな…?

そう考えていると書庫の前で誰かが腕を引っ張った。

「きゃ…って…大佐!!!こんなとこで何してるんです!!早く部屋に戻ってください!」

「大丈夫だ。今日中には終わる」

「ですが大佐ホークアイ中尉が!!」



カツカツカツ



誰かの足音がする

大佐は口に指をあてて「静かにしろ」と目で訴えかけてきた

確かにここには私と大佐の2人きり。

誰に何を言われるか…

「大佐!どうするんです!?」
「静かにしろ」

と言った瞬間大佐は大佐の口で私の口を塞いだ

必死に抵抗するが、まったく放してくれない
それどころかだんだん深いものとなりつつある…

「た…たいs…」

そろそろ窒息死してしまいそうだ

誰かの靴音は遠ざかった

その誰かの用事が書庫じゃなかったのはまだ
不幸中の幸いだったのだろう


密室(何で私がこんな目に……!?)


その後…

これは中央に帰ってから聞いた話だけど…

ヒューズ中佐が私をおいて中央に帰ったのは…

大佐にせがまれたかららしい

だけどヒューズ中佐がおいて帰ってくれたから今の大佐と私の関係があるわけで…

まぁとりあえず中佐に感謝感謝。

にしてもあの時の大佐の強引さにはまいったなぁ…

っか何でキ……///

End…

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