DREAM
□take it easy...
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「名前准尉……否、名前。今夜予定空いてるかね?」
「空いてますけど… 仕事の手伝いはしませんよ」
「仕事はもう終わっている。一緒に食事でもどうかね?」
「嫌です。他の人あたってください」
今日で何回目だろう…
いつも名前を誘うがことごとく断られる
あの頃は…名前もそんなことなかったのにな…
―年前―
「ロイ兄ちゃん」
「なんだい?名前」
「錬金術…今日は教えてくれないの?」
「うーん…今日は錬金術お休みにしようと思ってたんだ ところで、名前は何のために錬金術使いたいんだい?」
「村のみんなを助けるため!! あとね、あとね!ロイ兄ちゃんを喜ばしてあげたいのー」
「そうかー 」
「うん 名前が錬金術使えるようになったらロイ兄ちゃんうれしいでしょ…?」
「あぁ」
でも、本当はその日も錬金術を教えるはずだった…
だが…聞いてしまったのだ…
「兄ちゃん…生き返らしてあげるからね… 名前錬金術がんばるから…」
旧友の墓の前で名前が言った言葉…
[人体練成]
これ以上錬金術は……
――――
「…佐……マス……大佐… ロイ兄ちゃん!!!」
「……?名前どうした…?」
「……食事…行くんでしょ……///?」
「あぁ 行くか」
「今日だけだからね!!」
Take it easy-気楽にいこう!-
(これからゆっくり誘っていこう…焦らずに……)
実は幼い頃から名前のことが好きだった…
そして、今も……
…end