++短編@++

□かまって!
1ページ/1ページ




ベッドの上で胡座をかき、雑誌を読むリョーマ。

その隣で体育座りをする名前。


『きぃぃい! また雨かよ!』

「うるさい」


『ここ最近ずっと雨ですね。どう思われますか、越前アナウンサー』


名前はグーでマイクをつくり、リョーマの顎へ向けた。


「梅雨だから仕方ないですね」


天気のせいか、めんどくさいだけか、
ツッコミをする気力がないリョーマは名前に目も向けず雑誌を読んでいた。



『このォ!テニス雑誌ばかり読みやがって!』


彼女は雑誌を取り上げ、投げ捨てた。


「アンタ、後で拾ってよね」

『知らないっ!』

「・・・・・・」

『ごめんなさい。』

「うん。」


しばらく二人は無言で見つめ合う。


「…で、なにする?」

『なにってナニする気よ、バカん!』

「バカはお前ね」

『・・・・・・・』


『ね、ね、ね、…ねずみ!』

「…は?」


『み! リョーマ、み!』


いきなりの しりとり。


「み…みかん」

『……。』

「・・・なに」


『終わったじゃん! バカー!』

「・・・・・」

リョーマは無言で先ほど投げられた雑誌を再び読み出した。

『もー!!リョーマ今日はいつもよりノリ悪いぞー!』

「梅雨だからじゃない?テニスできないからつまんない」

『テニスできなくて暇なんでしょ?だからかまって欲しいの!』

「あーはいはい」

『もー!!!!リョーマぁー!!』

「わかったってば」

 仕方ないと雑誌を閉じて名前に近づいていき、

『よしっ!じゃ、なにしてあそ・・・うぁ!』

ドサッ

「なにして、ってナニして遊ぼっか」

『え、リョーマさん?(汗』

 押し倒した。

「かまってほしかったんでしょ?仕方ないからいっぱい遊んであげる」

『え、・・・ちょっ!』

「いただきます」











かまって!
誘ってきたのは名前なんだから最後まで付き合ってよね
そういう意味で誘ってない!
もうわかったからおとなしく食べれたらら?
全然わかってないじゃん!
満更でもないくせに
そんな訳っぁん//////


山なしオチなしww
リハビリ受けよう←





2012.03.06

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ