++短編@++
□青春まっしぐら!!
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『・・・・あーあのワカメ
まじムカつく!!
次チビって言ったらぶっ殺す!』
「こらこら。
女の子がぶっ殺すなんて
いっちゃいけません!」
『あんたはお母さんか!』
「いや、こんな無器用な娘要りません。」
『ぇ!?私起用だよ!?』
「ぅん。そっちの無器用じゃなくて
・・・・・名前って
切原の事好きでしょ?」
『ぅん。好きだよー・・・って
はぃい?!んな訳ないじゃん!』
「馬鹿!声でかい!!今授業中!!」
そう、今は授業中なのである。
急にでかい声で叫んだ名前に
もちろん皆は名前に視線を集める。
『す、すみません;』
「プッ」
席を立って謝っている名前を見て
何処からか
小さく吹き出す笑い声が微かに聞こえた。
耳をピクッと動かせて
声が聞こえた方に目を向けると
名前からかなり離れている席に居る、
ある意味この状況の
原因である赤也であった。
『切原ッ!笑ってんじゃないわよ!』
「ぅわっ!聞こえたの!?
お前地獄耳だな;」
『こんな静まり返ってたら
誰でも聞こえるわバーカ!』
「ハァ!?馬鹿っておまっ「はぃ、
お前ら両方馬鹿だから
廊下行ってやってこぃ。」・・う゛;」
また言い争いが始まろうとした時
赤也の声を遮って先生が止めに入った。
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