++短編@++
□青春まっしぐら!!
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「痴話喧嘩は廊下でどーぞ。」
『「痴話喧嘩じゃなぃです(ッス)!」』
先生の冷やかしに
声を揃えて否定をする二人。
「「(息ピッタリじゃん!!)」」
回りのクラスメイトは揃って
同じ事を心の中で叫んだ。
「ハモってんじゃねーよ!」
『それはこっちの台詞だボケ!!』
「んだと?!表出ろや!」
『言われなくても今先生が
廊下に出ろって言ってたでしょ!?』
「ああそーでした!お前のせいでな!!」
『は?あんたにも非があるでしょ?!』
「何処がだよ?!」
そう言い合いながら
二人は廊下に出て行こうとした・・・
バンッ!!ガッ!ドサッ!!
・・・が、名前が赤也の頭を叩いて
赤也が仕返ししようと
名前に近づいた時に
バランスを崩して
名前の上に倒れこんだ。
『いったぁ・・・・・ぁっ!////』
「いってぇー;・・・・っ!////」
『ち、近いッス/////』
「わ、わりぃ/////」
意外にも顔が近かった二人は
顔をまっかにして
何時もの威勢が二人には無かった。
「「「(微笑ましぃなぁ・・・)」」」
そんな初々しいカップルのような二人を
目にしたクラスメイトは
温かい視線を送っていた←
「赤也−今言っちゃえよー!
この雰囲気はチャンスだって」
「はぁ?!////ふざけんな!!
こんな所で言えるかょ!」
『は?切原?何が??』
「ぁーもう!!////・・・名前,
一回しかいわねぇから
ちゃんと聞いとけよ。」
『ぇ?・・・あ、うん。』
赤也の友達の男子が赤也に向かって叫び、
また顔を真っ赤にして反論した。
それから少し真剣な顔で
名前と向き合った。
何時もとは違う赤也の表情に気づいて
名前も真剣な表情になって
赤也と向き合った。
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