タイムスリップ

□タイムスリップ K
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突然目の前に表れた“西之介”という男の人に言われた衝撃の一言・・・




西之介『俺はじゅに子さんの浮気相手』




じゅに子「どういう・・・こと・・・?」


西之介「どういうって・・・」


じゅに子「あたし・・・浮気してるん・・・?」




信じたくない。




やって関太郎と綺麗子さんにヤキモチやいて・・・




それなのに、当のあたしが実は浮気してたなんて・・・。




西之介「・・・言わへんかったら良かったな・・・この事」


じゅに子「え・・・?」


西之介「やって・・・今のじゅに子さんは27歳のじゅに子さんやけど、27歳のじゅに子さんではない」

じゅに子「・・・」

西之介「このまま記憶が戻らへんかったら、じゅに子さんと俺が浮気してた事実は無くなる・・・」

じゅに子「・・・」

西之介「じゅに子さんはまた関太郎さんを信じて、何も知らないまま幸せでいられる・・・」




どういうこと・・・?




関太郎を信じるって・・・?




何も知らないままって・・・?




幸せでいられるって・・・?




西之介「でもっ・・・」




西之介さんの手にグッと力が入るのが見えた。




西之介「そんなんっ・・・あまりにもじゅに子さんが可哀想や・・・っ」




あたしが・・・可哀想・・・?




じゅに子「・・・あたしは・・・関太郎といて幸せじゃなかったって・・・こと・・・?」


西之介「っ・・・」


じゅに子「関太郎を信じるって?何も知らないままって!?」


西之介「じゅに子さんっ、落ち着いてっ・・・」




あたしはもう訳が分からなくなってた。




西之介「とりあえず詳しい話はまたちゃんとするから・・・」

じゅに子「っ・・・」

西之介「今は俺ら2人がおらんって気づかれるとヤバイし・・・な?」

じゅに子「・・・」




そう言って西之介さんは部屋を出て行った・・・。



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