タイムスリップ

□タイムスリップ R
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『この中で一番好きな異性に抱きしめてもらう』




関太郎との指令付きジェンガでそう出たあたし。




関太郎「好きな異性がおらへんかったら別にパスしてもええで・・・」



あたしの気持ちを試すように言う関太郎。




じゅに子「・・・っ///」

関太郎「・・・」




あたしは関太郎に向かって座った。




関太郎「っ・・・」




じゅに子「・・・お、お願いします・・・///」




アカン・・・顔から火が出そうや・・・///




ふわっ・・・




恥ずかしさで目をつぶっていたあたしを包み込む関太郎。




じゅに子「っ///」

関太郎「・・・」




そして耳元で聞かれた。




関太郎「それって・・・そういう意味って思っていいん?」

じゅに子「・・・///」




『そういう意味』=『関太郎を好き』




関太郎「俺・・・相当ポジティブやで?」

じゅに子「・・・うん・・・っ///」


関太郎「え・・・?」




じゅに子「そう・・・思ってくれていい・・・///」




関太郎「っ・・・」




その言葉に一旦体を離して驚いたようにあたしを見つめる関太郎。




じゅに子「っ///」


関太郎「ホンマ・・・に?ホンマにっ?」

じゅに子「う、うん・・・///」




ぎゅっ・・・




じゅに子「っ///!」


関太郎「俺・・・っ、嬉しいっ・・・」

じゅに子「・・・///」

関太郎「ホンマにっ・・・ホンマに嬉しいっ!」

じゅに子「ふっ・・・(笑)///」




あたしを抱きしめたまま、子どもみたいに喜ぶ関太郎に思わず笑ってしまった。




じゅに子「でもっ///!これはあくまでゲームやからねっ」

関太郎「勝負はまだまだこれからってことか」

じゅに子「そ、そう言うことっ///」




あたしは照れ隠しにゲームの続きを促した。



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