捧げ物
□天才も風邪をひく
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「つ……な…」
「あれ?リボーンどうしたの?って、リボーン!!熱いよ!!大丈夫!!熱があるんじゃ……」
「わ……り…ぃ」
《バタン!!》
「リッ、リボーン!!」
§天才も風邪をひく§
ダルい、熱い。
なんなんだ?これは。
息が荒い。仕事でも、此処まで息がきれたことはない。
「っ………つな?」
「あっ!!リボーン!!目が覚めたの!!」
リボーンは辺りを見回し、此処がツナの部屋だと確認した。
「……俺…は…」
「風邪ひいてるんだよ。39℃もあるんだから、大人しくしてて!!」
起き上がろうとしたリボーンをまた寝かしながらツナが言った。
「……ツナ。」
「なぁに?」
「風邪移るぞ。部屋から出てけ。」
するとツナはニコリと笑った。
「リボーンが心配して私の為に言ってくれたのは分かってるけど、私もリボーンが心配だから出て行かないよ。」
「つ…な……」
「それに、馬鹿は風邪ひかないって言うし!!」
「……それも…そうだ…な…」
「酷っ!!」
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