捧げ物

□幼馴染みのアイツ
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「やっと邪魔者が消えた。」

俺達は授業をサボり、屋上に来ていた。

もちろん、変な事をしないと約束して………

「ツナ〜愛してぞ。」

「あ〜はいはい。」

リボーンがこんな事を言ってくるのは、いつも事で、俺は軽く受け流していた。

実際、何回も言われてるから、本当かどうか、またに分からなくなる。

「ツナ……」

「何?リボ……Σ!!…んん!!」

振り向くと、リボーンの顔がドアップで、唇に何かが触れていた。

リボーンは直ぐに離れて行ってニヤリッと笑った。

「愛してるって言ってんのは本当だぞ。」

「Σ!!……リボーン!!読心術使ったでしょ!!」

この幼馴染みは読心術と言う厄介な特技を持っている。

「そろそろはっきりさせようぜ…。ツナ、お前は俺の事好きか?」

うぅ……何でそんな事聞いて来るんだよ…。
知ってるくせに…

そう思っていると、またリボーンがニヤリッと笑った。

「あっ!!また読んだでしょ!!」

「さぁ?知らねぇ。で、どうなんだ?」

こうなったらヤケクソだ。

「好きだよ、ばぁーか!!」

そう言うとリボーンは今までに見たことないような笑顔をしていた。

「バカはねぇだろ。」

そう言いながらも、優しく頭を撫でてくれた。

「大好きだよ……」

「あぁ、俺も愛してるぞ。」




ずっと側にはお前が居たから、お前が側に居るのが当たり前になっていた。

だから、お前の居ない世界なんて考えられない。

だから、ずっと側に居てね……

リボーン……




End
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