企画
□キミとボクの夏の思い出
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T初めての出会い
〜君に出会った夏〜
いつもと変わらない日常
今日もそんな日が繰り返されると思ってたのに変な転校生のせいでそれが一変した。
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「遅刻するーーー!!」
俺は今、出来る限りの全力で走っている。
よりによって風紀委員長の取締りの日に遅刻するなんて!!
並盛高校の風紀委員長は咬み殺すで有名な恐怖の委員長。
でも何故か俺には優しいが、あの人ベタベタ近寄ってくるから嫌なんだよな…。
そして学校に着くと案の定風紀委員長……雲雀恭弥さんが待ち構えていた。
「やあ、綱吉。遅刻だね」
「はぁはぁ、ごめんなさい!!」
「罰として僕の恋人になってもらおうか。」
そう言いながら俺の腰に手を回してきた。
正直気持ち悪い……
「雲雀恭弥!!綱吉君に何をしてるんですか!!」
「……骸、何でお前がいるんだよ…。」
こいつは六道骸
大分前に黒曜に行った時から俺に引っ付き回ってるストーカー。
「ちょっと、六道。君は黒曜高校でしょ。並盛と綱吉に近づかないでよ。」
「黒曜高校だから何だって言うんですか。君こそ綱吉君に近づかないで下さい。」
二人が睨み合っている隙に校舎に俺は逃げた。
だってあの二人の喧嘩(殺し合いの方が合ってるかな?)に付き合ってたら授業が終ってしまう。
そして急いで教室まで行くと中が騒がしい。
そして後ろの扉からこっそり覗いて見ると、どうやら転校生来てるみたいだ。
「沢田!!お前はまた遅刻して……!!」
「ひっ!!すいません!!」
中を覗いていたのがバレたみたいで、いきなり怒鳴られてしまった。
「よし沢田、罰として転校生の世話をしろ。リボーン席は沢田の隣だ。」
「はい。」
転校生の世話なんて最悪だと思いながら、転校生を見た。
「よろしくな。」
その転校生、リボーンは現しようのない美形だった。
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