企画

□キミとボクの夏の思い出
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U文化祭準備
〜主役は誰?〜


リボーンが来てから数日たった。
驚く事にリボーンの家は家の隣だったらしい。
初めて出会った日、一緒に帰って知った。
しかも母さんとは既に顔見知りみたいだった。

そのせいか、俺とリボーンは良い友達になっていた。
リボーンと話すのは嫌じゃない、寧ろ逆に好きだ。

話上手、聞き上手なんだよなリボーンは……


「おいツナ、あれいいのか?」

おっと、いけない。今は授業中だった。

「何?リボーン」

「……黒板見てみろ。」

そう言われて黒板を見る。
どうやら文化祭の事を決めてるみたいだ。

ちょっと、改造版の人魚姫をやるらしい。

ん?あれ……目がオカシイのかな?人魚姫役の所に俺の名前が…

「ねぇリボーン、俺視力落ちたのかな。あれ何て書いてある。」

「沢田綱吉」

「あぁ、やっぱり。……って、えぇーーーー!!」

俺の悲鳴に一斉に皆こっちを見た。わぁ、恥ずかしい、……じゃなくて!!

「ちょっ、どうゆう事!!何で俺が人魚姫なんだよ!!誰が言ったの!!」

「私だよ、ツナ君。」

「京子ちゃん!!」

えっ?何で京子ちゃんが俺を……てか、京子ちゃんがやった方が可愛いって!!

「私ツナ君がいいと思ったの……ダメ?」

「えっ!!いや、その…」

「ツナ君に決定!!」

押しに弱い俺はまんまと京子ちゃんの罠にかかってしまった。

「うぅ〜……」

「……本当にダメツナだな」

「煩いよリボーン…。」

リボーンの足を思いっきり踏んでやろうとしたが、軽くかわされてしまった。

「俺セリフとか覚えるの苦手なのに…」

「……しょうがねぇな。」

そう言うとリボーンは立ち上がって、文化祭係りの子の所へ行った。

何をしてるんだろう?


「リボーン?」

するとリボーンが戻ってきて清々し笑顔をしていた。

「よかったな、ツナ。」

「えっ?何が………」

リボーンが黒板の方を指差しているのでそこを見ると……

「えっ!!」

王子の所にリボーンの名前が……

「文化祭楽しもうな、ツナ。」


何だか騒がしくなりそうな文化祭が近づいてきた。




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