企画
□キミとボクの夏の思い出
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U文化祭準備
〜練習だー!!〜
あぁ…今日もいい天気だな
あっ、雀がとんでる。
気持ち良さそうだな
そう言えば、まだゲームクリアーしてないや。
早く帰ってゲームやんなきゃ!!
「よし!!」
「よし!!じゃないわよ!!」
「げっ、黒川!!」
俺の後で仁王立ちしているのは京子ちゃんの友達の黒川花。
実は今日、劇の練習があるんだ…。多分黒川の奴エスケープするのわかってたんだな。
あれ?そう言えばリボーンがいないや。
「……リボーンならもう練習に出てるわよ。」
「へっ?……何でわかったの?」
何故リボーンを探しているのかわかったんだろう…?
黒川ってエスパー!!?
「………あんたメッチャ、キョロキョロしてたじゃない。大方リボーンの事だと思ったんだけど。」
「そんなにキョロキョロしてたかな?」
そう言うと黒川は大げさにため息をついた。
「とにかく行くわよ!!」
「嫌だーー!!離せーー!!」
こいつ女のくせに、何処にそんな力があるんだ!!
******
教室に入ると既に皆で練習していた。
「ツナ君、これツナ君の台本ね!!」
にっこり笑った京子ちゃんから手渡されたのは劇の台本だった。
何か京子ちゃんの笑顔が凄く輝いていた気がしたんだけど…
「遅かったなツナ。」
「リボーン!!」
リボーンはイスに座って台本を読んでいた。
何かリボーンの笑顔?も凄く輝いている?んだけど……
「お前まだ台本読んでないよな?」
「えっ?うん、何で?」
「いや…。楽しみだなツナ。」
「?」
この言葉の意味を知ったのは、台本を全部読み終えた時だった。
「何でキスシーンなんかあるんだよ!!」
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