企画

□恋の始まり
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あれから、つなと会う回数が増えていった。ほとんどあのカフェで会い、話をしている。
つなと話すのは楽しくて、気が休まる。

いつしか俺はつなに恋に落ちていた。



でもつなにはそれが解っていたみたいだった。




そしてある日、俺はこの想いが押さえきれなくなり、つなに想いをつげた。



「つな、真面目に聞いてくれ。俺はつなが好きだ。」


「………リボーン」


「こんなに真剣に人を好きになったのは初めてなんだ。つなと一緒に居たいんだ。………ダメな所は直す。だから……」



俺はつなの顔が見れなかった。
俺から告白するのも初めてなので、らしくもなく緊張していたらしい。

しばらくたってから、つなが口を開いた。



「リボーンはリボーンのままでいいんだよ…。直すところなんて1つもない。……必ずそんな貴方を包んでくれる、優しい人が現れるから…」


「……お前は?お前じゃダメなのか?」



「私はダメだよ…だって私は……貴方を、傷付けてしまうから」



そう言って儚げに笑うツナに、俺は言葉を失ってしまった。



それから俺は、つなと会うことはなかった。




********



「世界最強のヒットマンの君に依頼を頼みたい」


「……内容によってだな」



あれから俺は、がむしゃらに依頼をこなしながら、つなを探していた。

だが、おかしな事に日本人の“つな”と言う女はどこを探してもヒットしなかった。

あらためて俺は彼女の事を何も知らないんだと実感した。



「依頼内容は家のボスの護衛だ」



そう言って差し出された紙には、多すぎる金額が記載されていた。



「俺にとっちゃ有難い金額だが……これはどうゆう事だ?」


「申し訳ないがそれは言うことが出来ない。」


「……まぁいい。だいたい予想はつく」



大方、何かをやらかして、でかい組織に命を狙われているのだろう。

普段ならめんどくさいから断るが、最近の俺は何でも依頼を受けていたので、いつものように了承したのだった。





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