短編
□優しい君の手
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「ゲホッ、ゴホッ、うぅ……頭痛い、喉痛い、ダルい…」
「大丈夫か…?」
皆さんどうも、沢田綱吉です。
今日見ての通り風邪をひきました。
風邪なんて嫌だけど、1つだけいい事があった。
「ツナ……」
リボーンが優しく頭を撫でてくれる事。
風邪が移るから側にいるなと言っても、ずっと俺の側に居てくれる。
「リボーン……」
手を出すとリボーンはギュッと握ってくれた。
「リボーンの手……きもちい……」
「ずっと握っててやるから、早く風邪治せよ……」
「うん……」
そう言ってまた目を瞑ると、深い眠りに入った。
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「テメェら10代目に近づくんじゃねぇ!!」
「そう言う獄寺が近づくなよ。」
「綱吉は僕のなんだからいいんだよ。」
「雲雀恭弥、何を言っているのです。綱吉君は僕の物です!!綱吉く〜ん!!」
「テメェらウルセェんだよ!!ツナが起きるから静かにしろ!!」
ツナが眠った後に来た守護者達を黙らせるのに苦労したリボーンだった。
END