* キャラクター編 *
□ねぎっちょ。=魔王誕生外伝=
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「ヘイ 根岸!オマエはもっとバイオレンスに生きるんだよ!!」
「なんですかぁー 社長!!」
突然ヅカヅカと土足のまま社長が上がってきた。
「ひゃあぁ〜 ちゃんと靴ぬいで下さいぃぃ」
「シャラップ!こんな濡れねえ部屋に住んでるから新曲が書けねえんだよ!!
今からこの狭っくるしい部屋を変えてやるよ!」
そう言った社長の後ろからメタルな女の人が入ってきた。
「だ、誰ですかっ!」
「アタシのメタル仲間のグリとグラだよ。
根岸、何か飲み物!」
「は、はい。。。」
もう、なんだよアノ人たちは。。社長が3人いるみたいだ。。。うぅぅ。
「アップルティでいいですか?」
早く飲んで帰ってもらおう。。。。
「お待たせしましたぁ〜 アップルティです♪
。。。。うわぁぁぁあ 何やってるんですか!僕の部屋がぁぁぁ」
「はんっ?」
ぢぅ。
「アチチチチチチチチチチ」
「言っただろ!てめぇの私生活 変えに来たんだよっ!」
「ひやぁぁ〜〜〜 やめてくださいぃ〜」
その後は、もう社長達のやりたい放題だった。
僕が作り上げたおしゃれな部屋は見事に壊され、お気に入りのカヒミのポスターは酷い言葉が書きなぐられ、変わり果ててゆく僕の部屋を眺めながら気が遠くなった。
挙句の果てにはパルコで買ったお気に入りのシャツを引き裂かれ社長に馬乗りにされている所を、あろうことか相川さんに見られてしまった。
呆然としている僕に社長が言った。
「おい根岸、おまえレイプとかメスブタとか言ってる割にはいまいちやり切れてねえ感じがするんだよ!最近のてめぇはよっ」
「まさかチェリーボーイじゃねぇだろうな」
「あゎゎゎゎゎ プ、プラいべートなコトなのでその質問には。。。」
「ファッック!!まあいい。今日はたっぷり女喰いまくって濡れる曲作りな!」
そう言って社長はメタルな女”グリとグラ”を残して去っていった。