短編

□ごめん、何て言った?
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「ねーサクラ……」

「何よ、名無しさん」

私の親友、名無しさんは真剣な顔をし牛乳パックを見つめる。
何か悩み事があるのかしら?

「あのさ、凄く言いづらいんだけどね?」

「もう、だから何よ。言いづらい事って」

「んー……あのね……」

牛乳パックから視線を反らさずに、吃る。
正直焦らされるのは好きじゃない私は、内心ソワソワして仕方ない。
あっ、もしかして……

「……サスケ君を好きになっちゃったとかないわよね?」

まさかとは思うけど、聞いてみる。
すると名無しさんは目を見開いた。

もしかして、ビンゴ?

「違う、違う!誰があんなカッコつけ好きになるもんか!!」

首が取れるんじゃないかと言うくらい首を横に振り否定する。

「じゃぁ、何よ?」

「う、うん……あのさ……」












「アイスミルクって氷入っているの?」




は?



「ごめん、何て言った?」

さっきのは私の聞き間違えよね。
そうよ、そうだわ。






「だから、アイスミルクに氷入ってるか聞いたの!」

「入ってるわけないでしょうが!アイスって言うのは冷たいでもあるの!わかった!?」





あぁ、この子馬鹿だわ



でもお陰で一緒にいても飽きないの











End

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