夏の巻
□その頃彼等は
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若「暑いぃ……」
春「死ぬぅ……」
真夏のある日。
気温は高く、辛そうな2人。
ちなみに
若→白いTシャツに、黒の半ズボン。
まるで体育の授業の男子。
春→背中が大きく開いた着物。『尽敵螫殺』とか言いそう。
丈はミニスカ状態。
村「本当に、暑いね……」
若「貴方はその格好をやめれば、幾分か楽では?」
春「というか、何で汗かく程度ですんでるのよ」
村時雨→いつものとおりに黒ずくめ。
露出も少ない。
若「黒は……熱を吸収するのに……」
春「でも……痩せて見えるのよね……」
若「内臓……腐る色だって……」
村「いいんだよ。黒は女を美しく見せるから」
村時雨、若干おかしくなっています。
春「そういえば……ホモのギャル男は……?」
村「あ、確か、そこら辺に」
村時雨の指した先には。
恭「あ〜づ〜いぃ〜……」
恭一
腰から下・普段羽織ってる上着を巻いてある
腰から上・裸
若「うっわぁ……(どん引)」
春「暑さに耐え切れなかったようね……」
恭「もう……駄目……。ごめんね、先生。今は、人肌すら熱くて触りたくない……。夜の相手は他あたって……」
若「黙らっしゃい」
村「恭一が絡んでこなくて、ある意味夏は楽だな」
若「まぁ……そうですね……」
春「……どうせ暑いなら、熱い夜過ごしたら?」
恭「…………(ピクッ)」
春「着物も汗吸ってるし、今更汗とかそれ以外の液体吸っても変わらないでしょ?」
若「ちょっと春ちゃん、何言ってるの!?」
恭「……それも……そうだな……」
若「え!!?」
恭「夜になれば、気温も下がるし……」
若「…………」
恭「フフフフフフ…………」
若「…………(蒼白)」
村「暑くて、イライラしてたの?」
春「そうよ」
村「どちらにしろ、この姿は読者の皆様には見せられないね」
春「何か、通気性がいい布とか、買いましょうよ」
村「賛成」
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