夏の巻

□その頃彼等は
1ページ/5ページ

若「暑いぃ……」

春「死ぬぅ……」


真夏のある日。
気温は高く、辛そうな2人。


ちなみに

若→白いTシャツに、黒の半ズボン。
まるで体育の授業の男子。

春→背中が大きく開いた着物。『尽敵螫殺』とか言いそう。
丈はミニスカ状態。


村「本当に、暑いね……」

若「貴方はその格好をやめれば、幾分か楽では?」

春「というか、何で汗かく程度ですんでるのよ」


村時雨→いつものとおりに黒ずくめ。
露出も少ない。


若「黒は……熱を吸収するのに……」

春「でも……痩せて見えるのよね……」

若「内臓……腐る色だって……」

村「いいんだよ。黒は女を美しく見せるから」


村時雨、若干おかしくなっています。


春「そういえば……ホモのギャル男は……?」

村「あ、確か、そこら辺に」


村時雨の指した先には。


恭「あ〜づ〜いぃ〜……」


恭一
腰から下・普段羽織ってる上着を巻いてある
腰から上・裸


若「うっわぁ……(どん引)」

春「暑さに耐え切れなかったようね……」

恭「もう……駄目……。ごめんね、先生。今は、人肌すら熱くて触りたくない……。夜の相手は他あたって……」

若「黙らっしゃい」

村「恭一が絡んでこなくて、ある意味夏は楽だな」

若「まぁ……そうですね……」

春「……どうせ暑いなら、熱い夜過ごしたら?」

恭「…………(ピクッ)」

春「着物も汗吸ってるし、今更汗とかそれ以外の液体吸っても変わらないでしょ?」

若「ちょっと春ちゃん、何言ってるの!?」

恭「……それも……そうだな……」

若「え!!?」

恭「夜になれば、気温も下がるし……」

若「…………」

恭「フフフフフフ…………」

若「…………(蒼白)」





村「暑くて、イライラしてたの?」

春「そうよ」

村「どちらにしろ、この姿は読者の皆様には見せられないね」

春「何か、通気性がいい布とか、買いましょうよ」

村「賛成」



.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ