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□熟華想 4
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反論も、弁解も、最初から聞く気はないんだ。
いつも、そう。
「坊ちゃんと劉様にお出ししたら、すぐに変わりの紅茶をお持ちいたします」
「……」
また、何も言えなかった。
どうして、あんな事するの?
どうして、そんな顔するの?
ずるい。ずるい、いつも。
気まぐれに触れて、惑わして。
いつも、その瞳で、私を呑み込むんだ。
また、きっと今日も。
彼の夢から覚められない。
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