U
□]V
2ページ/8ページ
学校の校門についたのだが陽は既に落ち辺りは暗かった。
雲雀のことだからあんなロボット、もう壊し終わったんじゃないかと思っていた。だがそうでもないらしい。
爆発音やら銃やらの騒音が酷い。耳がおかしくなりそうだ。
ここからでも見える煙の方へ近づいていくとそこには獄寺達とヴァリアーの姿があった。その中心にいるのは雲雀と
『XANXUS…』
何故ヴァリアー側のボスが雲雀と?
戦うと言うより一方的に雲雀がトンファーを振り回しているようだ。
ふたりの近くを見回してみるとゴーラ・モスカが煙を上げながら地に転がっている。しかし小刻みにガタガタ動いているようで全壊とまではいっていないようだ。
もう動けはしないだろう。だが目を離したその時だった。
一筋の光線。それは雲雀の足にあたり肉を服を焦がした。
血が吹き出し地に膝をつく雲雀。ボク瞬時に光線の元をたどる。
先ほど見たゴーラ・モスカが存在していた。頭の上を飛び交うミサイルが皆を襲う。
どうやら制御不能となったモスカが無差別に攻撃をしているようだ。
宙を動き回るモスカの背から発射されるミサイルが校舎までも破壊していく。
「ぶはーはっは!!こいつは大惨事だな!!!」
爆風やら砂埃のおかげで姿は見えないもののXANXUSの笑い声が聞こえた。守護者の対決など無意味だったようだ。
XANXUSは端っから皆殺しをご所望ってわけだ。
ボクは走り雲雀恭弥の元へ急ぐ。
足に怪我をした雲雀にはこの戦場を逃げ回…回避は難しそうだ。
だが目の前を何かが通り過ぎていった。オレンジ色をしたもの、それは死ぬ気の炎。彼が来たようだ。
ボンゴレファミリー10代目候補沢田綱吉が。
.